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Monday, November 18, 2024

Day: February 1, 2024

キャセイパシフィック航空、クラウドの旅を新たな高みへ

クラウドの旅が巡航高度に達しても、キャセイパシフィックグループのIT部門は減速していない。それどころか、キャセイパシフィック航空とHKエクスプレスを運営するこの上場企業は、全面的なクラウド化からさらなる利益を引き出そうと、移行から最適化モードへと移行しつつある。 「クラウドの最適化は2024年の新しい取り組みです」と、香港に本社を置くアジア太平洋地域の大手航空会社で貨物輸送会社でもあるキャセイのITインフラ・セキュリティ担当ゼネラルマネージャー、ラジーブ・ナイール氏は言う。「クラウドのワークロードを最適化し、アプリケーションの一部を書き直し、ESGが全体像の中に入ってくるにつれて、CO2排出量を削減するためにどのように効率化できるかが重要になってくる。 キャセイ航空は4年前にクラウドの旅を開始し、過去3年間で移行を加速させてきた。現在までに、キャセイ航空は400のアプリケーションの98%をAWSに移行しているが、一部のワークロードはAzureに移行しており、キャセイ航空が特定のベンダーに縛られないようにするため、クラウドプロバイダーのさらなる「リバランス」を計画しているとナイル氏は言う。 多くの企業がそうであるように、キャセイパシフィック航空も初期段階では、クラウドの即時的な効率性と拡張性の恩恵を受けるために、リフト・アンド・シフトのアプローチに大きく依存していた。2011年にアプリケーション・サービス・マネージャーとしてキャセイ航空に採用され、10年後に現職に就いたナイール氏は言う。 データ管理は、キャセイ航空にとって今年のもうひとつの重要な優先事項である。同社は、すべてのアプリケーションでより優れた分析を可能にするために、複数のデータウェアハウスからデータフィードとデータリポジトリを統合することを目指しているからだ、とナイール氏は言う。 最適化戦略には、Salesforce CRM、ServiceNow、SAPなど、キャセイのSaaSベースの導入に対する修正も含まれる。 自動化とセルフサービスの強化も、クラウド最適化戦略の一環として重視されるとナイールは言う。キャセイの社内ビジネス・プロセスの多くはUiPathを使って自動化されているが、ナイールはこれらの実装を改善し、リクエストやインシデント解決に対応する従業員のセルフサービスをより有効にすることを目指している。 ビジネス面では、旅客便にエアバス機、貨物便にボーイング機を使用しているキャセイ航空は、中国への路線を拡大し、航空機を満席にして収益性を高めると同時に、燃料効率を高めることを目指しているとナイール氏は言う。 ネットワークの確保 キャセイのクラウド最適化計画の主要な側面のひとつは、Aryakaの統合セキュア・アクセス・サービス・エッジ(SASE)統合ネットワーキング、セキュリティ、観測可能性プラットフォームをグローバルネットワーク全体に採用することだとナイール氏は言う。SASEは標準的なMPLSネットワークに取って代わることになる。 キャセイ航空が最新のSASEに移行することで、信頼性の高いインターネット帯域幅が提供され、ネットワーク要素間の相互運用性が強化され、AWSとAzure上の何百ものワークロードをよりよく管理し、セキュアにすることが可能になる、とナイール氏は言う。 13年前にキャセイ航空に入社する前はエミレーツ航空に勤務していたナイール氏は、アプリケーション側での深い経験から、クラウド環境で旧式のネットワーク技術に依存することのビジネス上の問題についてユニークな見識を持っているという。 「インフラ側にいると、顧客の悩みを理解できないことがよくあります」とナイル氏は言う。 アナリストによると、複雑さを管理可能な状態に保ちながら、ゼロトラストのセキュリティ態勢でデジタル・ビジネスの変革をサポートできることが、SASE採用の大きな原動力になっているという。 ガートナーのアナリストであるジョン・ワッツ氏は、「デジタル・ビジネスは、クラウドやエッジ・コンピューティング、Work-from-Anywhere構想など、新たなデジタル機能に対する要求を促進し、その結果、エンド・ユーザーにセキュリティのためにマネージド・ネットワークへの接続を強制することから、場所に関係なくアクセスを保護することへと、アクセス要件が逆転している」と指摘する。「同時に、企業はますますゼロトラスト戦略を追求するようになっている。同時に、企業はますますゼロ・トラスト戦略を追求するようになっている。ゼロ・トラストのセキュリティ態勢を提供することは、SASEアーキテクチャの不可欠な部分であり、新たなSASE製品には不可欠である。」 IDCは、SASEを「サービスとしてのネットワーク」と「サービスとしてのセキュリティ」を統合したクラウド・ネイティブ・アーキテクチャと定義しており、トラフィック中心からアイデンティティ・ベースの手法に重点を移している。 Aryakaのほか、Cato Networks、Cisco、Fortinet、Palo Alto ...

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